突破する力
元東京副知事の猪瀬直樹さんの本です。
たまたまブックオフに行ったときに、出入り口のワゴンに合った中から目について、パラパラ読んだらすごく面白うそうだったので衝動買いしました。
決めては冒頭のプロローグでした。
駆け出しのライターの頃、
新宿のゴールデン街によく編集者に誘われて作家同誌で飲みに行ったそうですが、夜10時には店を出て、再び西麻布にあった仕事場に戻り自分と向き合っていたそうです。
おそらく一緒に飲んでいた人からしたら、変な奴、変わったやつ、付き合いが悪い奴。
そう思われていたんじゃないでしょうか?
でもそういった周囲のことを優先して自分の意志に逆らってだらだらと飲むことって常識的にはほとんどなんでしょうが、それを敢えて断って仕事と徹底的に向き合おうと行動する。
こういった姿勢に共感しました。
結局それで買ってみて、他にもなるほどと感じることがたくさんあったんですが、結局のところ一番心に残ったフレーズはこのプロローグでした(笑)
じゃあわざわざ買わなくても立読みしたほうがよかった。
そうは思いません。
私だけかもしれませんが、文字情報でふむふむと思っても、それだけで意識に刺さるというか、その後の生活に生きるかというとなかなかそういうものじゃありません。
ほんのさわりを読んで、なんかいいなぁとかもっとこの人の思考を知りたいなぁと思って全部読んでみる。
そうすることで、当初感じた直感をぼやーとしたレベルからより具体的に受け止めて記憶することで、じゃあ自分はどうする?という実際の自分の行動に反映させることにつながると思います。
私がこの本で生きると思った感想は、なんとなくとどまったほうが雰囲気を見出さなくていいのではないか?あるいは、全く根拠がない他人の自分に対する評価を気にするのはナンセンス?
時は金なり。
少しでも目の前の時間を全力で活かすために漠然とした気づかいはスルーしよう。
そんな感じでした。
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